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Revenge of the "PHS" 中編 [携帯電話・WILLCOM]

前編に続いて、各機種のトピックスを追う中編です。

京セラ製「WX310K」 端末コンセプト「Quality Simple Elegance」11月下旬発売予定

大ヒット端末「京ぽん」の直接の後継機です。キー配置やメニュー構成も受け継いでおり、京ぽんユーザーの第一乗り換え候補になりそうです。

・Bluetooth 1.2搭載

ハンズフリー機器や、PCとの連携に便利なBluetoothを搭載してきました。ただプロファイルがハンズフリー(HFP)・ヘッドセット(HSP)・ダイヤルアップ(DUN)の3つにとどまっており、端末同士の画像やファイルのやりとり、プリンタでの無線出力プリント、といったことには対応してないのが残念です。

・MusicPlayer & Macromedia Flash対応
・PC向けファイルの閲覧が可能な「ピクセルビューア」対応
・ムービー対応

ここらへんの機能は、ちょっと面白い実装方法にチャレンジしてきました。Flashプレーヤ、音楽プレーヤ、ムービー機能に関しては、端末購入者がライセンスキーを後から購入して、初めて動くようになっているのです。

携帯電話端末はものすごい勢いで高機能化を続けていますが、そのためにユーザーによっては、さして必要でもない機能が付いてきて、使わない機能のための余計なコストを払わされることにもなっています。これを有償ライセンスキー購入という形で、個々のユーザーが必要な機能にだけお金を払うという形にするのは、ユーザーにとっても嬉しいことではないでしょうか。この端末自体は2万円台になるらしいですが、これらライセンスキーはいくらぐらいになるのか、興味深いですね。

なお、QRコード読み取り機能やリモートロック機能もライセンスキー型の機能提供になるようです。

で、ここでSonyファンでもある僕にとっては驚きの情報が!

Bluetoothやオフィス文書閲覧機能搭載の「WX310K」(impress ケータイwatch)

>ミュージックプレーヤー機能は、miniSDカードに保存されたMP3ファイルとATRAC3ファイルの再生に対応する。
>ATRAC3ファイルに関してはWX310KとパソコンをUSBケーブルで接続し、専用ソフトで転送したファイルのみ再生が可能となる。ATRAC3ファイルはセキュアな形式で保存され、そのファイルは転送したWX310Kでしか再生できない。

な、な、なんとATRAC3ファイルの再生に対応してきました。しかもminiSDに保存ということは、今までATRAC3とは切っても切れない関係にあった、Sony謹製DRM(デジタル著作権管理)規格「OpenMG」「MagicGate」は使わないということになります。

実は今度のWalkman Aのカタログから「OpenMG」「MagicGate」のロゴが消えており、OpenMGの企業向け窓口にもこんなことが記載されているので、一部のユーザーから「OpenMGは終わらせる?」という噂がたっていたのですが、これでほぼ間違いないということになりましたね。SonyはATRACというコーデックと、OpenMG & MagicGateというDRMを切り離し、他社のDRMを採用する方向に舵を切ったのです。

今回のWX310KにどのようなDRMと転送ソフトが採用されるのかわかりませんが、「SonicStage」ではないということから考えて、「BeatJam」を持ってくるのか、何か新しい転送ソフトを持ってくるのか要注目です。

でも、普通の人はマスストレージとしてマウントされたminiSDに、MP3ファイルをドラッグ&ドロップして終わりでしょうから、誰もこんなことは気にしないんでしょうけど・・・

Flashは取り込んだswfファイルだけでなく、Operaブラウザ上でオンラインでも動くようですが、どのバージョンのFlashまで表示できるか気になりますね。

ドキュメントビューワは、FOMAのSHシリーズ、auのW32H・W32CA、CLIE、シグマリオンIIIなどに採用されている、英Picsel Technologiesの「Picsel Viewer」を搭載してきました。これでExcel/Word/PowerPoint/PDFの各ファイルが閲覧可能になります。

僕はSH901ic、モトローラのFOMA M1000、シグマリオンIII版のPicsel Viewerを使ったことがあるのですが、とにかくレンダリングとスクロール・ズーミングの速さは特筆ものです。SH901ic版はminiSD内のローカルファイルしか見られないという、ドコモお得意のダメダメ仕様でしたが、WX310KはW31CAと同じくメールに添付されてきたドキュメントファイルも開けるようです。

ムービーはMPEG-4対応だそうです。これはいらないかな?

僕が今使ってる京ぽんAH-K3001Vでも感じていた日本語入力の弱さは、最新の「Advanced Wnn V2」を持ってきました。

Sonyが誇るPOBoxに似た「次文節予測変換」や、受信メールの単語や文章のつながりから、その返信メールの変換候補を最適化する「返信自動学習」など、最新の機能を積んでおり、これで携帯電話と遜色ない力を得たと言っていいでしょう。


日本無線製「WX310J」 端末コンセプト「Intelligent BLOCK」2006年1月中旬発売予定

京ぽんの語源となったAirH" Phone第一号機、通称「味ぽん」を生み出した日本無線製のストレート端末です。カメラ無し、でも事業所コードレス(自営標準第2版 NTTのパッセージ用プロトコル)には対応と、もろに法人・ビジネスユーザー向けです。でもこれはかなり面白そう。

・3つのセキュリティ対応(指紋認証・リモートロック・カメラ非搭載)

ストレート筐体の中央画面下に指紋認証センサを搭載し、リモートロックも最初から搭載するなど、明快に「ビジネス」路線を打ち出してますね。で、数字キーの左右にフッキングも含めた各キーを分散配置するという、なんとも独特なキー配置ですが、よーく見てみると最近の携帯電話には欠かせない十字キーに相当するものがありません。

ではどうやってメニューやカーソルを操作するのか、なんと指紋認証用のセンサーが十字キーの上下キーに相当する機能を持つというのです。指紋認証機能はFOMAのFシリーズに採用されている、センサー上で指をスライドさせるスイープ型を持ってきたのですが、そのスイープ動作をこういうことに使うとは・・・凄いのか、いかれてるのか(笑)、とにかくこういうチャレンジには素直に拍手を送りたいです。

・PC向けファイルの閲覧が可能な「Document Viewer」搭載
・NetFront v3.3フルブラウザ搭載

こちらは「Picsel Viewer」ではなく、ACCESS社製の「NetFront Document Viewer」を採用してきました。PDFに関しては本家Adobeの「Adobe Reader LE」。肝心のフルブラウザも京ぽんの「Opera 7」ではなく、ACCESSの「NetFront v3.3」を採用と、徹底的に京ぽんの裏を狙ったような方向で開発してきたようです。各ソフトが京セラとどれぐらい違う性能・機能をもっているのか、非常に楽しみな端末だと思います。

・Intellisyncでのoutlook連携対応

これまたビジネス向けには重要な機能を積んできました。米Intellisync CorporationのPC同期ソフトを内蔵です。

日本語入力は残念ながら「Advanced Wnn Ver.1.2」、京セラより古いバージョンになってしまっています。ここは京セラに軍配でしょうか。

また京セラはJava機能を付けてきませんでしたが、この日本無線と後述の三洋はMIDP2.0のJava機能を搭載し、「R-TYPE」や「パックマン」がダウンロード出来るようです。ここだけは非ビジネスマン向け?と、思ったらビジネス向けも視野に入れてるんですね。余計な拡張をしないMIDP2.0完全準拠、アプリサイズ1Mと十分な機能は確保出来ているようです。あとICレコーダ機能も積んでますね。

しかしストレート型なのに2.4インチ液晶など、携帯電話にはない独特の形状と機能、こんな面白い端末が購入比較の対象にできるとは、昔とは隔世の感があります。


三洋電機製「WX310SA」 端末コンセプト「Glimpse Color impact」11月下旬発売予定

カード型AirH"全盛時代から、地道に音声端末を供給し続けてきた三洋電機からも新端末が登場です。密かに多いDDIポケット時代からの女性ユーザーを逃がさないという役割?

・多彩なコンテンツの利用が可能な「Java(MIDP2.0)」搭載
・PC向けファイルの閲覧が可能な「Document Viewer」搭載
・NetFront v3.3フルブラウザ搭載

なんだか仕様的には、日本無線に130万画素カメラを付けて、よりコンシューマ向けにしてきた感じですね。こちらも同じアプリケーションを採用した日本無線と、動作速度などで差がついたりするのか興味深いです。

・長時間通話もらくらく対応「テブラ機能」搭載

昔から三洋のコードレス電話や、PHS「パスカル」で採用されてきたハンズフリー機能「テブラ機能」ですが、音声定額のWILLCOMでその本領を発揮といったところでしょうか。

日本語入力も日本無線と同じ「Advanced Wnn Ver.1.2」。

デザインといい機能といい、もっとも無難に手堅くまとめてきた端末だなというのがこのWX310SAの印象です。でもその分一番人気になるかもしれません。


京セラ製「WX300K」 端末コンセプト「Calm & Simple」11月下旬発売予定

310シリーズのような高機能はいらないから、安くて軽くてシンプルなの、という需要に対応するための端末です。予価も1万円前後らしいので、音声・メール定額といざというときのためにフルブラウザさえあればいい、といった人には一番いい端末でしょう。

カメラが35万画素になったこと以外は、ほとんどAH-K3001Vです。miniSDスロットなんかもないので、軽量薄型を求める人にも向いてますね。


 

以上4機種を見てきましたが、エントリーからハイエンドまできっちり揃えてきたなぁという印象です。本来最もハイエンドに位置することになるWX310KがJava非対応となるなど、少しちぐはぐな面もありますが、これだけの機能を積んだ端末であれば、携帯電話に十分対抗可能でしょう。

今の段階でもこれだけの勢いを持ったWILLCOMが、ここまでの端末ラインアップを持ったとなると、さすがに携帯電話各社にも影響が出てくるのではないでしょうか。

今は「携帯電話のサブ」というかたちで、WILLCOMが売れることが携帯電話の解約にはつながっていませんが、今まで携帯電話で賄ってきた領域までWILLCOMでカバー出来るとなると、携帯はもういらないか、WILLCOM一本に絞ろうというお客さんも出てくると思います。

特に音声定額は、最初のうちこそWILLCOM同士のみという縛りがマイナスに働きますが、ある一定の普及ラインを越えると逆に「じゃあみんなでWILLCOMにするか」と言う形で、囲い込みの武器になっていきます。

我が世の春を謳歌している携帯電話会社さん、「所詮あれはPHSだから」と安穏としていたらそのうち寝首をかかれますよ。


さて、僕のAH-K3001Vが通常の機種変更価格になる「使用期間10ヶ月」に到達するのは来年1月中旬、ちょうど4機種全てが出そろった頃です。どれを買おうか悩むなぁ。

その悩みを加速させた「微妙な価格設定の新料金オプション」は後編で・・・

後編に続きます。)


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45gs

初めまして、やっぱり青歯のプロファイル今時出す端末として少なすぎますよね。ノキア702NKは10くらいのプロファイルがあったような・・・・
by 45gs (2005-09-28 03:09) 

akoustam

>45gsさん
はじめまして&コメント&TBありがとうございます。

そうなんですよ、僕も702NKユーザーなんでBluetoothの便利さは身にしみております。
法人ユーザーとか考えても、PCとのoutlook無線同期とかできたら良かったと思うんだけど・・・次機種に期待ですかね。
by akoustam (2005-09-28 03:41) 

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