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足りないOne Piece [Sony・Video]

Sonyよりデジタルチューナー搭載「スゴ録」の新機種が発表されました。

 

デジタル放送の録画番組も外に持ち出して楽しめる機種など、デジタルハイビジョンチューナー内蔵「スゴ録」3機種を発売

地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵した最初のスゴ録として、RDZ-D5が登場したのは昨年の6月ですが、どうも急場しのぎのための企画だったのか、市場の様子を見るためのテストだったのか、当初から3ヶ月ほどの期間しか生産計画がなく、デジタル・アナログ同時録画が出来なかったり等、機能的にも「とにかく出しただけ。」という製品でした。

それが昨年の年末商戦になって、ようやくラインアップがD90・D70・D50の3機種になり、本格的にデジタル・スゴ録がスタートしたわけですが、サッカー世界一を賭けて戦う大会(笑)の開催が目の前に迫り、わずか半年で大きくモデルチェンジすることになったようです。

では、今回のRDZ-D97A・RDZ-D77A・RDZ-D87の概要を見ていきましょう。

1.デジタル放送の録画番組も外に持ち出して楽しめる「おでかけ・スゴ録」

 

今までアナログ・スゴ録のRDR-AX75だけに搭載されていた、PSPへの番組書き出し機能「おでかけ・スゴ録」が、デジタル放送番組にも対応となり、今回のD97AとD77Aにも搭載となりました。

昨年の年末商戦前に開かれたディーラーズコンベンションで、Sonyのビデオレコーダ担当の方とお話しした時、「何でデジタル機におでかけ・スゴ録を積まなかったのですか?」という質問に、「やはりコピーワンスが…」という予想通りの答えが返ってきたのですが、このコピーワンス制限をどうやって解決するのか、注目の結果は…

解決出来ず

ということになりました(T_T)

>「1回だけ録画可能」なタイトルを転送すると、そのタイトルはハードディスクから消去されます。

ということで、デジタル放送番組をPSPに書き出すと、DVDなどへの「ムーブ」と同じに見なされ、元の録画データはHDDから消え去ってしまうというわけです。

このコピーワンス問題、このままでは放送のデジタル化=ユーザーがより不便になる、ということになりかねません。

放送局や著作権管理団体サイドは、あくまでもコピーワンス維持の方向のようですが、生の放送データのコピーはまだしも、このPSP転送のような画質を落としてのコピーは、コピーフリーにするのが当然だと思います。

いったいいつこの問題は解決するのでしょうか?(と言っても日本の消費者の立場の弱さを見る限り、たぶん解決はしないと思われます。なんたって「コピーワンスじゃないと番組に出演しない」という輩までいるそうなんで。)

あと余談ですが、RDR-AX75のとき「転送速度は最大約30倍速」だったのが、今回「1時間の番組を約3分(約20倍)で高速転送」になっていたので、速度低下?と思ったら、AX75は「メモリースティック PRO デュオ(ハイスピード)に転送した場合」なんですね。ハイスピードの効果がこういうところに出てくるとは。

2.録画した番組の見どころを中心に視聴できる「ダイジェスト再生」

 

録画した番組の映像や音声の特徴点を解析して、番組のダイジェストを作成してくれる機能です。しかもただ解析するだけでなく、「ニュース」「サッカー」「格闘技」「音楽」「その他」といったジャンルに応じて、解析パターンを変化させるという凝った作りになっています。

しかもダイジェスト再生と早見再生をシームレスに行き来できるようで、かなり便利そうな機能ですね。

しかしこんな機能が売りになるなんて、それだけ日本人って忙しいってことなのかなぁ。

あとダイジェストをPSPに転送しても、番組の「ムーブ」と見なされるので元の録画データは消え去ります。なんてケチな話でしょう。

3.外出先で携帯電話から録画予約ができる「携帯電話録画予約」

iアプリで提供されている「Gガイド番組表リモコン」が5月1日にバージョンアップし、携帯電話からスゴ録の録画予約ができるようになります。

以前CoCoonでは、カモン!マイキャスターのサービスのひとつとして実現されていた、携帯電話からの録画予約機能ですが、月額315円の有料サービスだったうえに、CoCoonの予約管理サーバへのチェックが10分に1回だったので、予約が反映されるのに最大10分かかりました。

それが今回のスゴ録では無料サービスになって、予約の反映も1分以内に行われるんだそうです。

CoCoonの前身「チャンネルサーバー」で、携帯電話による録画予約機能が初搭載されてからなんと4年も遅れて、ようやくスゴ録にこの機能が付いたわけで、ほんとSonyは今まで何やってたんだかと思います。

ちなみに現在のところ対応機種はSO902iだけで、今後発売されるNTTドコモの一部機種のみの対応になるとのこと、それってもしかして、ドコモのSonyEricsson機だけに提供するってことなんでしょうか。

4.業界初「DTCP-IP」規格対応。録画したハイビジョン番組が別の部屋でも楽しめる

ホームネットワークの業界標準規格DLNAに対応し、スゴ録のHDDに録画した番組を、ネットワークにつながった家庭内の別のPCやテレビ、VAIOのルームリンクなどで視聴できる機能がつきました。しかもDTCP-IPにも対応したのでデジタル放送番組でもOKです。

たかだか400GBのHDDしか持っていないスゴ録で、デジタル放送のホームサーバ機能がどれだけ有用かはわかりませんが、将来本格的なホームサーバの発売へ向けての第一歩を踏み出したと言えるでしょう。

あとの機能はだいたい前モデルから引き続きの搭載となっているようです。なので、今回も二層記録DVD+RW(DL)はデジタル放送非対応、というちぐはぐな仕様はそのままになっています。そのかわり殻無しDVD-RAMの再生には対応となりました。

 

というように、おでかけ・スゴ録、携帯電話予約、ホームネットワーク対応と、一気に高機能化が進んだ今回のスゴ録ですが、僕にはちょっと「買い」とは思えません。

それは価格がD97Aが17万円、D87でも13万円とかなり高価なのもありますが、結局のところ問題はここに行き着きます。

Blu-rayじゃないと意味がない。

400GBというHDD容量では、ハイビジョン番組をそのまま録画すると、地上デジタルでも48時間、BSデジタルでは34時間しか記録できず、これはスゴ録の標準といえる「SPモード」で、通常画質のアナログ放送を録画するとしたならば、100GBのレコーダを買ったのと同じ感覚で使うということになります。

これではタイムシフトのためだけにレコーダを買う人ならともかく、番組保存を目的とする人は、光ディスクへの書き出しがほぼ必須となるのに、DVDでは画質を落とさないと書き出せない(しかもコピーワンスで元のハイビジョン録画データは消える)わけで、こういう過渡期にありがちな中途半端な製品に10万円以上だすのは、かなり微妙なんじゃないでしょうか。

それなら今は5万円とかで買えるアナログの安いレコーダを買って、何年かしてからデジタル放送+Blu-ray対応のビデオレコーダを買う方がいいと思います。せめてHDDが1TB以上はないと…いったいSonyはこのスゴ録をどんなユーザー層が買うと思っているのか、ちと謎です。

せっかくレコーダとして面白い機能がたくさん付いたし、デザインも落ち着いたブラック基調になるなど、良い方向に進んでいながら、どうにももどかしい今のビデオレコーダ事情。

パズルの最後の1ピースといっていい「Blu-ray搭載」が、一日も早く実現されることを祈るばかりです。


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Virgo

こんばんは。
このスゴ録も含めてターゲット層がよく判らないSONY-AVの迷走が続いてますね。
77Aが80000円でやっと少し考えようとは思いますが・・・
結局、Blu-ray頼みなんですよね。何年掛かってるのでしょう。
そんなこんなしてる内にコピーワンスの亡霊に足下掬われますよ。
by Virgo (2006-04-11 19:58) 

akoustam

>Virgoさん
コメント&ナイス投票ありがとうございます。

過渡期真っ最中の今のビデオレコーダ市場で、高い機種買うのは冒険いりますからね。単価下落をなんとか食い止めたいというのはわかりますけど、今は安い機種を充実させるべきじゃないかなと思います。

逆にテレビは放送の規格は1080i、デバイスも液晶・プラズマ・リアプロで確定し、過渡期は最終段階に入っていますから、高い商品を買っても損しないと思うのに、安い機種を充実させたり、なんだか戦略が定まりませんね。

先日テレビ事業部とビデオ事業部が合併したので、次からはシナジー効果で良い商品が出ることを期待します。

コピーワンスはもうどうしようもないっすね。アメリカみたいに強力な消費者団体が必要かも。
by akoustam (2006-04-12 14:50) 

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