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そんなにコピーされたくないのなら… [気になるモノ・コト]

別に椎名さんに恨みがあるわけでは無いのですが、この話題はどうしてもこの人が目立っちゃうんですよね。

 

「ダビング10と補償金は不可分」権利者団体がJEITA批判-Blu-rayにも補償金で「親孝行を」(impress AV Watch)

「JEITAの対応、憤り禁じ得ない」と権利者団体 私的録音録画補償金問題で(ITmedia News)

とりあえず、幼稚な泥仕合の経緯はリンク先の報道を読んでいただくとして、先に僕の結論を申し上げますと、放送というのはアナログ・デジタル関係なく本来コピーフリーであるべきで、最悪でもEPNによるコピーコントロールが最大限妥協できる限界であるということです。ですから、ダビング10の合意はこの機会にご破談になってくれた方がかえって嬉しいぐらい。ていうかご破談にしちゃいましょう>JEITA&権利者団体

では何故ダビング10はダメでEPNが良いのか、それは先日AV Watchに掲載された西田さんのワンセグに関する記事が、EPNが無制限なコピーを防ぎながらも、コンテンツの使い勝手をあげることが出来る方式であるということを説明してくれているので、それを読んでもらうといいです。

まぁ、単純に言ってしまえば、孫コピーは無理でも孫ムーブが出来るだけで、コンテンツを活用しやすくなるし、ユーザーも安心して機器を使えるようになると。なぜ権利者側はたったこれだけのことを認めることが出来ないのか、そのうえ補償金もよこせって…コピーワンスとかダビング10とか、DRMを掛けてコピーを制限した段階で、「コピーによる損失を補償するための金」=「補償金」は不要でしょうに。

 

そもそも権利者側の言う、「コピーが可能である限り、適切な対価を得られる保証はなく、補償金の対象になる」という主張からして僕には納得がいきません。

正直言って、今の段階で1円も払わずに音楽や映像を手に入れている人々が、コピーで手に入らなくなったからといって、その代わりCDを買ったり、DVDを買ったりしてお金を払うようになるとはとても思えないのです。

結局お金を払わない人っていうのは、そもそもそのコンテンツに対価を払うだけの価値を認めていないのですから、コピーを禁止したところで「じゃあ見ない」「じゃあ聴かない」となるだけではないでしょうか。

権利者側も「コピーによって我々が得るべき正当な報酬・対価が無くなった。」と主張するのであれば、是非ともそれを証明するために、音楽CDは止めて全てコピーの困難なSACDのみで発売し、ネット配信も無しにするとか、映画やアニメも放送は一切せず、コピーガードがハックされてしまったDVD販売やレンタルは止めて、AACSとBD+でよりコピーを困難にしたBlu-rayでのみ発売してみればいいのです。

それでCD&DVD時代より権利者側に行くお金が増えたと言うのであれば、「コピーによって権利者が得るべき対価が損なわれた」という主張も認めて補償金も喜んで払いますよ。ちょうど良い具合に今はPS3という優秀なSACD&BDプレーヤーが売られていますから、見たい人、聴きたい人は、PS3を買いに走ってくれることでしょうし、世の中が権利者さんの言うとおりなら、さぞお金が入ってくることでしょう。何せコピーで手に入れてた人が、みんな正当な対価を払ってくれるんだそうですから(笑)

…という冗談は置いておいて。

もうとにかくこのコピーワンス&私的録音補償金制度議論に関しては、密室で決めた放送局・JEITA・ARIB側のいい加減さもむかつきますが、それ以上にそれに乗っかった権利者側の強欲っぷりが目に余ります。

だいたい権利者って、現時点でも音楽CDや本・新聞には文化保護と言う美名の下で、「再販制度」という競争排除の特権だって認められるほど、優遇された存在なのに、「俺たちは損害を受けたんだから補償金を払え。」「家庭内であろうと孫コピーやバックアップなんて一切認めん。」っていう態度でいるのは、僕にはただのわがまま・横暴にしか見えません。

そして毎度お決まりの殺し文句が「文化だから、保護しないといけない。」

「文化」=「高尚なモノ」=「保護されて当たり前のモノ」という訳のわからん論理で、どんなに適当なモノを作ろうが一定の販売価格が保証される、販売店も競争しなくていいって、いったい権利者というのはどれだけ特権階級なのでしょう。

それほど保護すべき素晴らしいモノを作っているのなら、再販制度も無くして、全てオープンプライス、市場原理に応じて自由に価格競争してみればいいでしょう。

そうすれば価値のあるモノには今より高い値段がついて、クリエーターにより正当な報酬が行くでしょうし、価値のないモノはどんどん値段が下がって、「もっと良いモノを作らなければお金にはならない」という創作インセンティブだって生むかもしれません(もちろん市場原理だけに任せて大切なモノを失うわけにはいかないので、国民の生活保護と同じく最低限の保護措置は必要でしょう。そのための補償金とかなら理解も出来ます)。

いくらなんでも、ぬるま湯につかりながら権利者が「金よこせ~」「コピーは駄目~」と主張するだけでは、消費者だってお金を払う気にはならないと思います。とにかく昨今のこのあたりの議論はデタラメな話が多すぎる!

 

とまぁ色々書きましたが、結局のところ結論は一つ、

「ダビング10はこのままご破談でOK!EPNでまとめましょう。」

ってことで(^^;)

でも消費者の本当の敵は著作権利者よりも放送局だよなぁ、やっぱり…


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かつぽん

まさに仰るとおり。権利者側の強欲ぶりは目に余りますな。
あんな論理を振りかざしていちゃあ、いつまでたっても
消費者の理解は得られないし、この話はまとまらないでしょうね。
その消費者の理解を失った先は、日本文化の衰退=自分たちの失業に
直結しちゃうんですけどねぇ・・・
なんで彼らはこんなに簡単な事すら理解しようとせず、
補償金なんていう日銭にすがりつくのか、
僕には全くもって理解不能です。

アナログ停波を目前にしたこの泥仕合。
もういい加減見てるコッチも疲れたんで、
いっそのことアナログ停波は取り敢えず無しって事でどうでしょう?
んで、話がまとまった2年後ぐらいにアナログ停波を
また検討してみましょうか?ッて事で。
by かつぽん (2007-12-18 00:56) 

Riever

>…という冗談は置いておいて。
先生今回は相当「大噴火直前」ですね(笑)
もっともこの著作権の絡む問題については、私も賛成です。

>「コピーが可能である限り、適切な対価を得られる保証はなく、補償金の対象になる」
権利団体側が決まって言う上のせりふですが、私も「技術的にコピーできなくした場合に、コピーしていた個人が果たしてコンテンツを購入するようになるのか」といった点については甚だ疑問です。
そもそもそういった方々は「コピーできるんだ。"じゃあ"しよう」というような考え方で動いているでしょうから、仮に規制を掛けたとしてもたいした成果は上がらないと思います。
ただコピーを禁止した場合の見解はどちらの意見が真実かはやってみるまで分かりませんし、そういった意味ではまた低次元の言い争いに発展するだけでしょうね(^^;;

内部事情も詳しくは知らない私ですが、一つ言えることは各団体が自分らの権利を求めすぎだと思うんですよね。
それに振り回されるのが消費者と言うことを知ってか知らずか、それどころかそんなことは眼中になくただ私利私欲にまみれているだけなのか・・・。
消費者のことを第一に考えて欲しいです。消費者がいなければ利益も何もないわけですから。

そんなわけで・・・ダビング10なんて白紙でいいですよ(^^;;;
by Riever (2007-12-18 01:04) 

店員佐藤

以前、BSデジタルはコピーフリーで放送スタートしているんですよね。
あの時に戻って、コピーワンスに猛反発できればなぁ。。。
by 店員佐藤 (2007-12-18 01:23) 

ショウヘイ

一つわからんのは、コンテンツ放映する時は放映する側がお金払ってそのコンテンツの放映権を買っているのですよね。
ドラマなんかはスポンサーからお金頂いてつくって放映しているのでしょう。
その中に著作権料は入っているのではないのですか?
それを放映するということは極端な話全国民が見てもかまわないと言うことでしょう。
全国民が見ると言うことはコピーしたもの見ても同じでは。
なんか矛盾してますよね。
by ショウヘイ (2007-12-18 09:42) 

もうあまりにクダラナ過ぎて・・・
JEITAも法廷闘争覚悟でEPNを強行出来ないところが不甲斐ないですね。
by (2007-12-19 10:31) 

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