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垂直から水平に [携帯電話・全般]

WILLCOM回線を利用したMVNOサービス「b-mobile」を展開している日本通信から、FOMAで「.Macメール」をiモードメールと全く同じ感覚で使用できるようになる「Connect Mail」が発表されました。

日本通信、ドコモとの相互接続によりアップルの「.Mac メール」を携帯電話で利用可能に (プレスリリースPDF)

コネクトメール

今の日本の携帯電話は、電話回線を提供するキャリアが、端末の販売方法、使用できる端末、ネットサービスのゲートウェイ、ポータルとなるページ、メールサーバ(メールアドレス)にいたるまで、全て自前で面倒をみる「垂直統合モデル」となっています。

しかも携帯電話業界にはこのタイプのビジネスモデルしか存在せず、全てのユーザーが嫌でもキャリアの用意した端末を買わされ、携帯電話でしか使えないメールアドレスを新たに取らされ、ブラウザボタンを押しても必ず定められたポータルに飛ばされるような状況でした。

しかし昨年末総務省のモバイルビジネス研究会の方向性から、各社端末価格と通信料金の分離を目指すことになり、徐々に垂直統合モデルから脱却し、水平分離モデルも選べるようになる兆しが見えてきました。

そんな中登場したこの日本通信の「コネクトメール」。

各社の報道も小さく、あまり注目を浴びていないようですが、こういった類のサービスが本格的に普及してくれば、料金面に続いて、メールやブラウジングなどのデータ通信サービスもキャリアの縛りから開放され、ユーザーが自分に必要なサービスを組み合わせられるようになりますから、僕は画期的な出来事だと日本通信とDoCoMoを評価したいと思います。

 

で、その仕組みはプレスリリースの図を見ていただくとして、

要は今まで一体不可分だったDoCoMoの回線とメール・iモードのゲートウェイが分離され、パケット回線はDoCoMoのものを使いながら、データ系のサービスは日本通信のゲートウェイに切り替えることが出来るようになります。パソコンの世界で言えば、回線(フレッツとかひかりoneとかYahoo!BBとか)はそのままに、ISP(プロバイダ:So-netとかNiftyとかBIGLOBEとか)が自由に選べるような感覚でしょうか。

ゲートウェイの変更はFOMA端末にある「接続先変更」機能で行い、端末のメールアプリやiモードブラウザはそのまま使用できるので、今までどおりFOMAでメールボタンを押してメールを作成・送信すると、.macのメールアドレス「@mac.com」で相手にメールが届き、「@mac.com」宛にメールが届いても、docomo.ne.jpドメインのメールと同じように普通に電話が鳴って、メールを受けることになります。

これでユーザーは携帯電話のメールアドレスとパソコンのメールアドレスを使い分けなくても良くなりますし、「何千万ユーザーがみんな@docomo.ne.jpドメイン」という状況が無くなれば、業者としても大量送信するターゲットが絞りにくくなるので、迷惑メールの大幅減少も可能と思われます。

つなぐゲートウェイが違うので、iモードの公式サイトが使えなくなるという弊害もありますが、接続先を元に戻せばiモードも使えますし、逆にiモードのサービスが不要なユーザーは。iモード契約(月額200円)を解約してしまってもメール・ネットを使うことが出来るということにもなります。

現時点では.mac限定なうえ、パケ・ホーダイ対象外なので、このコネクトメールをフル活用出来るユーザーは限られるでしょう。しかしパケ・ホーダイ対象化は早期に実現するようですし、日本通信も各大手プロバイダに声をかけているみたいなので、So-netメールがiモードメールと同じ感覚で使えるようになる日も近いかもしれません。

VAIOユーザーとしては「VAIOメール」を、海外向けのSonyEricssonの携帯電話上で普通に使えるようになるといいんですけどね。それにはコネクトメールがソフトバンクに対応するのが先か…


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Riever

インセンティブ制のおしかりから、どんどん自由化が広まっていっていますね。
本来出来て当然であるだけに、このシステムは素晴らしいです。
by Riever (2008-01-23 23:45) 

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