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αの頂点。 [Sony・α]

Sony年末商戦向け製品発表Week、今日はα900の発表です。

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世界最高 有効2,460万画素35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載デジタル一眼レフカメラ “αシリーズ”の頂点“α900”発売
~世界初フルサイズ対応ボディ内蔵手ブレ補正機能と視野率約100%ファインダー搭載~

映像表現の幅を広げる “αシリーズ” デジタル一眼レフカメラ用交換レンズ
高性能「Gレンズ」 「カール ツァイスレンズ」発売

撮影の楽しみを広げる“αシリーズ”関連アクセサリー発売
~“α900”専用縦位置グリップ、フォーカシングスクリーンなど~

DSLR-A900

2007年春のPMAで参考出品され、今年の年初に搭載されるCMOSの技術発表がされるなど、徐々にそのベールがはがされてきた“αフラッグシップ”は、ほぼ予想通り「2400万画素35mmフルサイズCMOS・連続秒5コマ撮影・ボディ実売価格33万円」という、α最高峰のスペックを持ったカメラとして姿を現しました。

「35mmフィルムサイズを前提として設計されたレンズの力を100%発揮するには、35mmフルサイズセンサーを搭載したボディが必要だ」が持論の僕にとっては待望の機種でもありますが、2006年7月のα100以来着実に進化してきた“Sonyのα”が、2008年段階でどこまで到達出来たのか、その詳細を見ていきましょう。

 

1.世界最高有効2,460万画素35mmフルサイズCMOSセンサー(撮像サイズ35.9mm×24.0mm)「Exmor(エクスモア)」と画像処理エンジン デュアル「BIONZ」の搭載でこだわりの高画質を実現

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現在各社が発売しているフルサイズデジタル一眼レフは、

・Canon EOS-1Ds Mark III 2110万画素 / EOS-5D 1280万画素
・Nikon D3 1210万画素 / D700 1210万画素

というスペックとなっており、α900の2460万画素は現時点で最も高画素なフルサイズ一眼レフカメラとなります。航空機搭載の小型カメラ用CCDを開発して以来、世界のトップを走り続けているSonyのイメージセンサー技術が惜しげもなく投入されて、今回のα900が完成したのがよくわかります。

もちろんα700用のCMOSセンサーIMX021からすっかりおなじみとなった、伝送ノイズの少ないオンチップ・カラムAD変換「Exmor」が採用されており、今までの倍である2400万ドットの情報を高速に処理するために、画像エンジン「BIONZ」も二基搭載の「デュアルBIONZ」となっています。

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2.世界初、35mmフルサイズセンサーに対応した「ボディ内蔵手ブレ補正機能」搭載

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ミノルタがコニカミノルタになる前の2000年に開発が開始された、イメージセンサーシフト式手ブレ補正機構「Anti-Shake」は、今回のα900用で巨大なフルサイズセンサーを駆動できるレベルに到達しました。

これだけの大きさと重さをもった部品を正確かつ高速に動かすためには、より強力な駆動力が必要ですが、さすがミノルタ時代から超音波リニアアクチュエータ「SIDM(Smooth Impact Drive Mechanism)」を自社開発していただけのことはあって、α900用に1.5倍の駆動力をもったユニットが新開発され、今までと同じくシャッタースピード約4段分の手ブレ補正効果をすべてのαレンズで実現しています。

 

3.緻密なフレーミングワークが可能な、視野率約100%を確保した高品位ファインダー搭載

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PMA07で試作品が展示されたとき、ちょっとノスタルジックな感じさえする三角形にとがった大型のペンタ部を持っていたことから、こりゃ相当に光学ファインダーに力を入れてくるんだろうなとは思っていましたが、「視野率100%・倍率0.74倍」というα史上最高の高性能ファインダーが実現しました。

これでファインダーでフレーミングしたとおりの写真が写せるようになり、ピントの山もつかみやすくなるため、快適な撮影が出来るようになることでしょう。

 

4.有効2,460万画素のフルサイズCMOSセンサーで、最高約5コマ/秒の連写

Exmorの信号読み出し能力とデュアルBIONZによる高速処理、パラレルリンク式の新型ミラー駆動機構などの力で、2460万画素でありながら5コマ/秒の高速連射性能が可能となっています。

 

5.信頼性に優れたマグネシウム合金ボディ

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これだけのメカニズムが搭載されたα900ですが、ボディ質量はなんと850g(電池、記録メディアなど、付属品含まず)と、非常に取り回しの良いカメラとなっています(Nikon D700で995g、Canon EOS-5Dで810g)。

 

以上簡単にα900を見てきましたが、EOS-1DsやD3のような“プロ用”というレンジではなく、普通の人でも手が出しやすい一つ下のレンジに、シリーズのフラッグシップ機を持ってきたのは、いかにもミノルタ-Sonyのカメラらしい展開だと思います。

かといって他社の50万円超フラッグシップ機に比べて手が抜かれているわけでもなく、視野率100%ファインダーや全レンズで使えるボディ内手ブレ補正機構など、とても30万円クラスとは思えない高性能も実現しており、「誰もがいい写真を撮れる、誰もが写真を楽しめる」を基本コンセプトとするαの頂点にふさわしい出来となっており、本当に良いカメラを求めている人には自信をもってお勧めできます。

これで2年という時間をかけて、900-700-350-300-200という基本となるラインアップが完成した“Sonyのα”は、次にどんな方向に向かっていくのか、これからがいっそう楽しみになってきましたね。

 

そしてボディと同時に発表された新レンズは二本。

・Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM

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これはPMAやPIEに「大口径広角ズームレンズ」として参考展示されていたものでしょう。16mm-35mmという超広角域をカバーするズームレンズでありながら全域F2.8という明るさをもち、ツァイスおなじみの多層膜コーティングT*に超音波モーターSSMによる高速フォーカスと、α900と組み合わせて使うのにふさわしい高性能レンズとなっています。

しかもこの焦点距離であれば、α700/350のようなAPS-Cサイズ機で使うと、24mm-52.5mm相当という広角から標準域をカバーするズームレンズとなり、すべてのαユーザーに恩恵をもたらす絶妙なレンズだと思います。

あとは30万円弱という価格だけが…(笑)

 

・70-400mm F4-5.6 G SSM

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こっちは「超望遠ズーム」として参考展示されていたものですかね?当時はブラックのボディだったはずですが、デザインも大きく変わって市販版はシルバーということになりました。 どうやら今後望遠系のGレンズはこのシルバーというのを、新しいイメージカラーとして採用することになったようです。今までカメラ業界では高級望遠レンズは「白」というのが多かったですが、このシルバーがどのように受け入れられるか注目です。

なおカールツァイス銘ではなくG銘を与えられたこのレンズも、2枚のEDガラスレンズにSSM駆動と高性能なレンズとなっており、70-300mm F4.5-5.6 G SSMとはまた違った使い方が出来そうです。

 

これでSonyが最近参考展示していたレンズ群の中でまだ市販に至っていないのは、「広角単焦点レンズ」「大口径広角単焦点レンズ」「望遠単焦点レンズ」「超望遠単焦点レンズ」の四本。僕はそれぞれ、

広角単焦点=Gレンズでない普及価格の広角レンズ(35mm F2?)
大口径広角単焦点=ずばりディスタゴン!(24mm F1.4 ZA SSM?)
望遠単焦点=普通の人にも手の届きそうな望遠単焦点(400mm F5.6 G SSM?)
超望遠単焦点=スポーツ・動物撮影などプロ用望遠単焦点(600mm F4 G SSM?)

こんな感じに予想していますが果たしてどうなるでしょう。ていうか24mmのディスタゴン、マジで出してくださいお願いします(だって僕が一番欲しい24mmの単焦点が今のラインアップにないんだもん(ToT))。


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コメント 2

かつぽん

24F2.8はMINOLTAのモノを持ってます。
α700に付けて「36mmだもんね〜」って使ってましたが、
そっか、コレからは超広角になっちゃう訳ですね(^^;;;
どんな世界になるのかなぁ・・・
by かつぽん (2008-09-11 12:46) 

いのうえ

いつも楽しく拝見させて頂いております。(ありがとうございます)

ニコン、キヤノン、ソニーの中級フルサイズ一眼が出揃いましたが、少なくともスペックで見る限り、ニコンは開発はおろか、マーケティングも、そしてターゲットカスタマーも分かっているんだなぁ。。と思いました。フルサイズセンサで一千万画素に抑える。これが重要。銀板では決して到達できないノイズレスな超高感度撮影を始め、低画素による恩恵はフルサイズだからこそフルに発揮できます。これこそアナログとデジタルの差別化なのに。。

ソニーは、残念ながら自身のターゲットカスタマそのものが画素数信者たちなので、心ある旧コニカミノルタの技術者達の声など一蹴されてしまったと容易に想像できますが、キヤノンよ、お前もか。。と思っていたら、こんな記事が。
http://uk.news.yahoo.com/techdigest/20080917/ttc-exclusive-canon-engineers-held-back-e870a33.html


一眼だけには、コンデジの愚かな競争を持ち込まないで欲しい、と心から願っている私としては、D700の圧倒的な勝利を願うだけです。

ネガティブな意見で申し訳ありません。
by いのうえ (2008-09-21 05:05) 

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